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大人の絵本|心を癒す「読むセラピー」~忙しい毎日に小さなごほうびを~

「絵本って、子どもが読むものでしょ?」
そう思っていた大人たちが、いま続々と絵本の世界に戻ってきています。

ページをめくるたびに広がる優しい色彩、シンプルなのに心に沁みる言葉。
忙しい日々に疲れた心を、ふわりと包み込んでくれるのが「大人の絵本」です。

目次

1. なぜ今「大人の絵本」が注目されているのか

癒しや自己肯定感を与える絵本の力

絵本には、難しい説明や理屈は必要ありません。
短くてわかりやすい言葉だからこそ、大人の心にスッと入り込み、
忘れていた感情を優しく呼び覚ましてくれます。

「大人になっても、自分の気持ちに寄り添ってくれる言葉に出会いたい」
そんな願いを、絵本は静かに叶えてくれるのです。

コロナ禍を経て高まった“心の栄養”ニーズ

数年前のコロナ禍をきっかけに、生活のあり方が大きく変わりました。
人と会えない、先が見えない、誰にも弱音を吐けない――そんな閉塞感の中で、
「何気ない安心」や「言葉のあたたかさ」を求める人が増えました。

その時に手に取られたのが、“絵本”だったのです。
大人の読者が増え、絵本売場や図書館でも「大人向け絵本特集」が組まれるほどになっています。

SNSで人気に火がついた「大人も泣ける絵本」

InstagramやX(旧Twitter)などのSNSでも、
「#大人の絵本」「#絵本で泣いた」「#心に残る絵本」といったタグとともに
さまざまな作品がシェアされています。

人それぞれに刺さる絵本があり、まさに“大人の心の処方箋”として広がっているのです。

2. 大人の心に響く、おすすめの絵本9選

生き方・人生を考えさせられる絵本

  • 『ぼく モグラ キツネ 馬』(チャーリー・マッケジー)
     → シンプルな線画と短い言葉で、生きることの本質を描いた名作。
  • 『おこだでませんように』(くすのきしげのり/石井聖岳)
     → 子ども時代の感情を思い出し、今の自分の在り方を見つめ直す一冊。

引用:https://m.media-amazon.com/images/I/71BFdH0Hq7L._SL1500_.jpg

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親子関係・家族愛がテーマの感動作

  • 『いつでも会える』(菊田まりこ)
     → ペットを亡くした悲しみと向き合う、静かな涙を誘う絵本。
  • 『かみさまからのおくりもの』(ひぐちみちこ)
     → 赤ちゃんが生まれてきた意味を描く、出産祝いや誕生日にも人気の作品。

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プレゼントにも喜ばれる美しい絵本

  • 『100万回生きたねこ』(佐野洋子)
     → 大人になってこそ感じる「愛」と「喪失」の深さが込められた傑作。
  • 『きみのことがだいすき』(乾 紗英子)
     → シンプルだけど大切なメッセージ。親から子への読み聞かせにも。

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短くても深い。詩のような一冊たち

  • 『だいじょうぶ だいじょうぶ』(いとうひろし)
     → 誰かにそっと言ってもらいたい魔法の言葉が繰り返される安心感。
  • 『たいせつなこと』(マーガレット・ワイズ・ブラウン)
     → 「あなたはあなたのままでいい」というメッセージに救われる読者多数。
  • 『てん』(ピーター・レイノルズ)
     → 「うまくなくてもいい」「表現することが大事」そんな勇気をくれる。

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3. 大人が絵本を読むメリットとは?

忙しい日々に「1日1冊」のリフレッシュ

朝の5分、寝る前の3分。
スマホを見る代わりに絵本を開いてみるだけで、
驚くほど心が落ち着くことがあります。

短くても深い読後感は、まるで短編映画のよう。
心のリセットタイムにぴったりです。

感情に気づき、整えるきっかけになる

大人になると、自分の感情をうまく言葉にできなくなりがちです。
でも、絵本に登場する素朴なキャラクターたちは、素直に感情を表してくれます。

  • 寂しさ
  • 喜び
  • くやしさ
  • 愛されたい気持ち

それらを代弁してくれる存在として、絵本はとても大切なツールです。

子どもと共有する「心の読書体験」に

子育て中の方なら、ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
同じページを見ていても、子どもと大人で感じることは全く違う
でも、だからこそ「気づき合い」が生まれるのです。

「ここ好きだな」「こんなこと思ったよ」と話す時間は、
親子の絆を深める特別なコミュニケーションになります。

4. 絵本をもっと楽しむためのヒント

読み方ひとつで変わる印象の深さ

  • 声に出して読む
  • ゆっくり、余韻を大事に読む
  • 絵だけをじっくり眺める

読むたびに新たな発見があり、何度でも読み返したくなる魅力があります。

絵の世界に浸る“余白を味わう”読書術

絵本は文字が少ない分、「余白」が多い媒体です。
その余白には、自分の想像や感情を重ねる余地が残されています。

忙しく、結論ばかりを求めてしまう現代の大人たちにとって、
この“余白”はとても贅沢な時間となります。

お気に入りの1冊を手元に置いてみよう

  • デスクのそばに1冊
  • 枕元に1冊
  • リビングの棚に1冊

いつでも手に取れる場所に絵本があるだけで、
「今日も大丈夫」と思える瞬間が増えていきます。

まとめ|絵本は「子どもだけのもの」じゃない。大人にも必要な心の処方箋

絵本は、子ども時代を思い出すだけのノスタルジーではありません。
むしろ、今の自分の感情や生き方と向き合うヒントが、絵本の中にこそあるのです。

泣ける絵本も、笑える絵本も、ただ眺めるだけでも心がほっとする絵本も。
大人になった今だからこそ、その深さとやさしさに気づけるのかもしれません。

さあ、今日も1冊、ページをめくってみませんか?

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