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季節を感じる“うた絵本”特集|夏から秋に楽しめる親子のふれあい時間

保育園や家庭で、子どもと一緒に絵本を読む時間はかけがえのないもの。
中でも、歌と絵本が一つになった「うた絵本」は、子どもたちが自然と身体を動かしたり、季節の変化を感じたりするのにぴったりのツールです。

本記事では、夏から秋にかけて楽しめる“うた絵本”をご紹介します。
保育士さんや子育て中のご家庭に向けて、実践的なアイディアもたっぷりお届けします!

目次

絵本と歌で感じる季節の移ろい

子どもたちは“音”と“絵”で季節を覚える

言葉や情景をすぐに覚えるのが難しい乳幼児期でも、「歌」や「メロディ」が加わることで、絵本の世界がより鮮明に記憶されます。
「雨がふっている音」「とんぼが飛ぶ様子」「どんぐりが転がる音」——こうした季節のイメージを、絵と音でリンクさせることで、子どもたちは自然や時の流れに少しずつ気づいていきます。

うた絵本は五感を使った学びにぴったり

絵を見て、耳で聞いて、時には声に出して歌う。
子どもたちは、目・耳・声・体を使って、絵本の世界をまるごと体感していきます。
保育現場でも「静かに聴く」よりも、「一緒に歌う」「動く」といった参加型の読み聞かせが、年々注目されるようになっています。

保育園でも人気の「季節の歌」+「絵本」活用

園生活の中でよく歌われる童謡や季節の歌が、絵本になっているケースもたくさんあります。
歌に慣れていれば、絵本への導入もスムーズで、読み聞かせの時間がより豊かなものになります。

夏から秋に楽しめる!おすすめのうた絵本5選

引用:https://m.media-amazon.com/images/I/51VEDMXADDL._SY385_.jpg

ここでは、保育園でも人気の夏〜秋にぴったりな“うた絵本”を5冊ご紹介します。季節を感じながら、親子やクラスみんなで歌って楽しめるものばかりです。

①『あめふりくまのこ』(童謡絵本)

童謡「あめふりくまのこ」がそのまま絵本になった、やさしいタッチの一冊。
小さなクマが傘をさして雨の中を歩く姿が印象的で、雨の日の読書や室内遊びにぴったりです。

♪あめふり〜あめふり〜くまのこは〜♪と、自然に歌い出す子どもも多数。
リズム感・情景理解・言葉の習得すべてに効果的です。

②『アイスクリームのうた』

「バニラに チョコに メロンに ストロベリー♪」でおなじみ、夏に読みたい“おいしい”うた絵本。
カラフルなアイスがページいっぱいに広がり、歌いながら食べたくなっちゃうような楽しい雰囲気。

保育園でもおやつの時間や食育の導入に使われることがあります。夏らしい一冊です。

③『とんぼのめがね』

秋の空を自由に飛び回る「とんぼのめがね」をテーマにした童謡絵本。
メロディと合わせて読むことで、赤とんぼや空の青さなど、秋の自然への関心が高まります。

簡単な振り付けをつけて歌えば、3歳頃からでもすぐに覚えて楽しめます。
秋の散歩や園庭遊びの前に読むのもおすすめ。

④『まつぼっくり』(童謡えほん)

まつぼっくりが あったとさ」で始まるこの絵本は、秋の自然あそびのきっかけづくりにぴったり。
歌を口ずさみながら、まつぼっくりを探したり、クラフトで製作したりと、活動の幅が広がる一冊です。

保育士さんにも根強い人気があり、秋のテーマ活動との相性も抜群です。

⑤『どんぐりころころ』

秋の定番ソング「どんぐりころころ」を、ユーモラスなイラストで描いた絵本。
転がるどんぐりが生き生きと描かれており、ページをめくるたびに子どもたちの笑い声が聞こえるような一冊です。

歌と合わせて手遊びや身体表現あそびに発展させることもでき、運動や音楽の導入にもおすすめ。

うた絵本を保育や家庭で楽しむポイント

歌えるページではメロディをつけて読もう

読み聞かせの中に、メロディをつけて歌うパートを取り入れると、子どもたちの集中力がグッと高まります。
メロディを覚えていない場合は、YouTubeや音源付き絵本を活用するのもおすすめです。

楽器(鈴・タンバリン)や手遊びを組み合わせて

シンプルな楽器や手遊びを合わせると、子どもが自然に参加しやすくなります。
特に0〜2歳児クラスでは、体感を通した楽しさが記憶に残るため、手拍子やリズムに合わせた動きも意識してみましょう。

季節の製作や散歩と連動させるとさらに効果的

うた絵本で感じた季節感を、その後の製作活動や園外活動に繋げると、子どもたちの興味がどんどん深まります。
たとえば『どんぐりころころ』を読んだ後に、どんぐり拾いに出かける、といった流れもおすすめです。

保育園の季節行事や活動と“うた絵本”をつなげる

七夕・お月見・秋の遠足などに関連づけた選書

夏の行事「七夕」や秋の「お月見」「収穫祭」など、行事と歌絵本をリンクさせることで、子どもたちの理解や記憶も深まります。
行事前に読むことでワクワク感が高まり、当日の活動もスムーズに。

発表会やお楽しみ会での演出にも活用可能

『とんぼのめがね』や『まつぼっくり』などは、簡単な振りや楽器を取り入れてミニ発表会にもぴったり。
0〜3歳児のクラスでも取り入れやすく、保護者ウケも良い演目です。

月齢や年齢に合わせた歌詞のアレンジで参加しやすく

原曲通りでなくても、子どもが口ずさみやすいように歌詞をアレンジしたり、動作を工夫したりすることで、活動の幅が広がります。
年齢や発達段階に応じた調整は、より良い保育・子育てのポイントです。

まとめ|季節のうた絵本で広がる親子の世界

絵本と歌が組み合わさった「うた絵本」は、季節感をやさしく子どもに届ける魔法のツール。
言葉・リズム・自然の変化を五感で体感することで、子どもたちの感受性や表現力がどんどん育まれていきます。

特に夏から秋は、自然や季節の行事が豊富な時期。
日々の読み聞かせに、“うた”というエッセンスを取り入れることで、親子のふれあい時間も、保育のひとときも、もっと楽しく、もっと心に残る時間になるはずです。

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