街がきらめき、ツリーやリースが並び始める季節。
子どもたちが心待ちにしている「クリスマス」は、家族の思い出を作る絶好のタイミングです。
そんな時期にぴったりなのが、「クリスマス絵本」。
親子で読みながら、優しさやワクワク感を共有できる時間は、まさに心をあたためる“冬の贈り物”です。
☆実際に私が保育士として子ども達に読み聞かせしていた時の絵本も紹介していきますね!2025年のクリスマスにはぜひ読んでもらいたい絵本たちです。
クリスマスに絵本を読む楽しさとは?

親子で過ごす時間がもっと特別になる理由
クリスマスの夜にツリーの灯りの下で絵本を読む――。
それだけで日常が特別な時間に変わります。
絵本を通してサンタクロースやプレゼント、友情、思いやりなどのテーマにふれることで、子どもの想像力と感受性が豊かに育ちます。
「今年はどんなお話を読もう?」と毎年の楽しみが増えるのも魅力です。
季節行事としての「読み聞かせ」の効果
行事絵本を通して季節感を味わうことは、子どもの心の成長にとって大切な体験です。
クリスマス絵本には、ワクワクする展開の中に「人を思う優しさ」や「信じる気持ち」が描かれており、家庭でも保育園でも人気のジャンルです。
クリスマス前の導入保育や家庭時間にもぴったり
保育園では行事導入として、家庭では寝る前の読み聞かせとしても最適。
ツリーを飾る前に読むと、子どもたちの期待感が一層高まり、季節の行事をより楽しめます。
☆子ども達がクリスマスを楽しみに感じられるよう、絵本の導入から親しみやすくしていくといいですね。
クリスマス絵本の選び方ポイント

年齢別に見る選び方(0〜2歳/3〜5歳/小学生向け)
- 0〜2歳:絵が大きく、リズムのある言葉の絵本を選びましょう。
- 3〜5歳:サンタクロースやプレゼントなど、ストーリー性のあるものが◎。
- 小学生:心に響くメッセージを持つ少し長めの物語もおすすめです。
プレゼントにするなら絵や装丁にも注目
絵本は“形に残る贈り物”。
金箔の表紙やハードカバー仕様など、見た目にも特別感のあるものを選ぶと喜ばれます。
クリスマス限定デザインの復刻版や、CD付き・立体仕掛け付きなども人気です。
英語絵本や仕掛け絵本も人気の理由
「The Night Before Christmas」などの英語絵本や、ツリーが立体的に飛び出すポップアップ絵本もおすすめ。
外国のクリスマス文化を感じながら、自然と英語に親しめるのも魅力です。
クリスマスにおすすめの絵本8選
クリスマスオールスター(講談社)|みんなが主役の豪華絵本
クリスマス・オールスター (ピーマン村の絵本たち) [ 中川ひろたか ]
サンタ、雪だるま、ツリー、トナカイ――子どもたちが大好きなキャラクターが勢ぞろい!
カラフルでにぎやかな絵が印象的で、読んでいるだけで楽しい気分に。
保育園の読み聞かせや家庭の夜のひとときにもぴったりな一冊です。
☆私がクリスマスの絵本と言えば、ダントツおすすめで『クリスマスオールスター』です。この絵本とは新卒の時に出会ったのですが、この絵本を元にブラックパネルシアターで子ども達に披露した事がありました。その時の印象が強かったのもあると思うのですが、子ども達に大ヒット!その後、絵本で読み聞かせをしても大盛り上がりだったのを今でも覚えていますよ!
『ぐりとぐらのおきゃくさま』(中川李枝子)|子どもたちの夢が広がる定番
【送料無料】ぐりとぐらのおきゃくさま/中川李枝子/山脇百合子
森の中で見つけた大きなプレゼントの中には、夢のようなごちそうが!
ぐりとぐらシリーズならではの温かみとワクワク感が詰まった、クリスマスに欠かせない名作です。
☆『ぐりとぐら』シリーズは子ども達にも保護者にも分かりやすく好まれるので、子ども達も「ぐりとぐらの絵本みたーい!」とよくリクエストされていました。(笑)
『クリスマスのまえのよる』(クレメント・C・ムーア)|伝統的な一冊
とびだす!クリスマスのまえのよる [ クレメント・C・ムーア ]
世界中で読み継がれる古典的クリスマスストーリー。
サンタがトナカイとともに夜空を駆ける場面は、想像するだけで胸が高鳴ります。
リズミカルな詩のような文章は、寝る前の読み聞かせにも最適です。
☆色味が好きで、今にも窓の外を見上げたらサンタさんがくるんじゃないだろうか?と思わせてくれる一冊。元々海外の絵本という事もありますが、私の好きな絵本です!
『サンタクロースっているんでしょうか?』(偕成社)|親子で読みたい感動の名作
【送料無料】サンタクロースっているんでしょうか? 改装/中村妙子/子供/絵本
「サンタさんは本当にいるの?」という少女の問いに、新聞記者が答える実話をもとにした絵本。
大人も胸を打たれる温かいメッセージが詰まっており、家族で共有したい一冊です。
☆この絵本は年長児クラスで読んでもらいたい一冊。子どもは年齢が上がるにつれて、「本当にいるの?」と疑問を抱き始めますよね。保育士に質問してくる子も増えてくるからこそ、絵本を通してその疑問を考えてもらえたら嬉しいですね。
『ノンタン!サンタクロースだよ』(偕成社)|小さい子どもにぴったり
【送料無料】ノンタン!サンタクロースだよ/キヨノサチコ
人気シリーズのノンタンが、サンタさんを探して大冒険!
テンポの良い言葉とかわいらしいイラストで、1〜3歳の子どもでも楽しめます。
繰り返し読んでも飽きない、冬の定番絵本です。
☆可愛らしいノンタンシリーズ。たしか、私の実家にもこの絵本ありました!小さい頃の記憶もはっきりは覚えていませんが、きっと読んでもらっていたのだなぁと思うので乳児クラスの子ども達におすすめです。
『まどからおくりもの』(五味太郎)|しかけが楽しいクリスマス絵本
まどから おくりもの (五味太郎・しかけ絵本) [ 五味太郎 ]
窓の形のしかけをめくると、意外な展開が次々と登場!
子どもが「次はどうなるの?」と夢中になる、ロングセラーの人気作です。
色使いも美しく、プレゼントにもぴったりです。
☆どの保育園にも一冊はあるんじゃないのかな?と思うほど人気の一冊。この絵本は2歳児クラスから読めるので兄弟児にもおすすめの絵本ですよ!
私の働いていた園の先生は、この絵本を題材に12月の製作も取り入れていましたよ。
『アンパンマンのクリスマス』(フレーベル館)|人気キャラで盛り上がる一冊
アンパンマンのクリスマス / やなせたかし ヤナセタカシ 【絵本】
アンパンマンと仲間たちがサンタと協力してプレゼントを届けるお話。
優しさや思いやりの気持ちが伝わる内容で、保育園や家庭の読み聞かせにもおすすめ。
子どもが大好きなキャラクターで、初めてのクリスマス絵本にも最適です。
☆保育園よりは家庭におすすめの一冊。ちなみに私の実家にもありました。絵がどこか懐かしいようなレトロを感じるテイストと色味ですが、内容は変わらず素敵ですよ。
『おおきいツリー ちいさいツリー』(福音館書店)|分け合う心を学べるお話
おおきいツリーちいさいツリー [ ロバート・バリー ]
大きなツリーと小さなツリー、それぞれが誰かの心を照らすお話。
静かな語り口と温かいイラストが印象的で、読後にやさしい気持ちが広がります。
クリスマスの夜にじっくり読みたい感動作です。
☆クリスマスにはクリスマスツリーが必要ですよね!子ども達はどちらかというとサンタさんやプレゼントなどの絵本を見る事が多いので、この機会にクリスマスツリーにも触れてほしいです!
絵本をもっと楽しむ工夫

読み聞かせの前にできる簡単な導入あそび
鈴を鳴らしたり、「サンタさん来るかな?」と話しかけたりするだけで、子どもは一気に絵本の世界へ。
保育園ならサンタ帽をかぶって登場するなど、ちょっとした演出を加えると盛り上がります。
クリスマス会や家庭イベントに取り入れる演出アイデア
絵本の登場人物になりきってセリフを読んだり、ツリーの前で朗読したりするのも素敵な演出。
読後には「サンタさんへのお手紙を書こう」などの活動を組み合わせるのもおすすめです。
絵本から広がる製作・工作のアイデア(ツリーやサンタ作り)
・折り紙で作るミニツリー
・綿棒で描く雪のアート
・サンタの顔の貼り絵 など
絵本の内容とリンクした製作を行うと、子どもたちの想像力がぐんと広がります。
☆12月は発表会やクリスマス会などとイベントが重なる事もあり忙しいかと思いますが、子どもにとっては楽しいイベントなのでぜひ一緒に作ってみてくださいね。
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まとめ|クリスマスは絵本で心を温めよう
年に一度の特別な夜に、親子で物語の世界へ
ツリーの光のもとで絵本を読む時間は、何よりの贈り物。
笑顔と感動が詰まった物語は、子どもの心にいつまでも残ります。
お気に入りの絵本を毎年の“定番”にしてみよう
同じ絵本でも、読むたびに新しい発見があります。
家族の思い出を重ねながら、「今年もこの絵本を読もうね」と言える一冊を見つけてください。
絵本を通じて、クリスマスがもっと温かく、もっと特別な日になりますように。

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