あけましておめでとうの絵本が新年に選ばれる理由

新しい年の始まりは、大人にとっても子どもにとっても、少し特別な時間です。「あけましておめでとう」という言葉には、これから始まる一年への期待や、相手を思う気持ちが込められています。そんな新年のあいさつを、絵本という形で伝えられるのが、絵本『あけましておめでとう 』が多くの家庭や保育現場で選ばれている理由です。
お正月は生活リズムが変わりやすく、子どもたちも少し落ち着かない時期。そんなとき、絵本は心を整え、安心感を与えてくれる存在になります。特に新年をテーマにした絵本は、「年が変わった」という節目を、やさしく、わかりやすく伝えてくれます。
また、「あけましておめでとう」という言葉を、ただ覚えるだけでなく、絵や物語と一緒に味わうことで、言葉の意味が自然と心に残ります。新年最初の読み聞かせとして、絵本はとても相性の良いツールなのです。
『あけましておめでとう』はどんな絵本?
あけましておめでとう (ピーマン村の絵本たち) [ 中川 ひろたか ]
『あけましておめでとう』は、子ども向けの絵本や保育の現場で長く親しまれている中川ひろたかさんと、動物や自然を生き生きと描く村上康成さんによる一冊です。ページをめくると、やさしく、あたたかい世界観が広がり、新年らしい空気を感じることができます。
物語は決して難しい展開ではなく、シンプルで分かりやすい構成です。その中に、「新しい年を迎える喜び」や「みんなであいさつをする楽しさ」が丁寧に描かれています。だからこそ、年齢の低い子どもでも無理なく楽しめ、大人が読んでも心がほっとする内容になっています。
村上康成さんの絵は、色づかいがやさしく、登場する生き物たちの表情も豊かです。文章と絵が自然に溶け合い、「あけましておめでとう」という言葉の持つ温かさを、視覚的にも感じさせてくれます。
☆このピーマン村の子ども達絵本シリーズは私も大好きで、この絵本も担任時代に毎年読んでいましたよ!
『あけましておめでとう』絵本のおすすめポイント

この絵本の大きな魅力は、新年のあいさつを“押しつけ”にならずに伝えられることです。子どもにとって「あいさつ」は大切ですが、形式的になってしまうと、意味が分からないまま終わってしまうこともあります。
『あけましておめでとう』では、登場人物たちが自然な流れであいさつを交わします。その様子を見ることで、子どもたちは「こんなふうに言えばいいんだ」「あいさつって気持ちいいな」と感じ取ることができます。
また、文章のリズムが心地よく、読み聞かせをしていてもテンポよく進められる点も魅力です。短すぎず、長すぎない構成なので、集中力が続きにくい子どもにも向いています。繰り返し読んでも飽きにくく、新年の時期には何度も手に取りたくなる一冊です。
年齢別|『あけましておめでとう』の楽しみ方

乳児クラス(0〜2歳)の場合
乳児クラスでは、内容をすべて理解することよりも、「絵を見る」「音を聞く」ことを大切にします。ページをめくりながら、「あけましておめでとうだね」「にこにこしているね」と声をかけるだけでも十分です。
無理に最後まで読もうとせず、子どもの反応を見ながら進めることで、絵本の時間が心地よいものになります。
幼児クラス(3〜5歳)の場合
幼児クラスになると、「お正月」「新しい年」といった言葉に興味を持ち始めます。読み聞かせの後に、「誰にあけましておめでとうって言うかな?」と問いかけてみると、会話が広がります。
絵本をきっかけに、家族や友だちへのあいさつにつなげられるのも、この年齢ならではの楽しみ方です。
小学生・家庭で読む場合
小学生になると、絵本は「読むもの」から「感じるもの」へと変わっていきます。短い時間でも、新年の気持ちを振り返るきっかけとして、この絵本は活躍します。兄弟姉妹がいる家庭では、年齢差を超えて一緒に楽しめる点も魅力です。
保育園・幼稚園での活用アイデア

『あけましておめでとう』は、新年最初の登園日にぴったりの一冊です。久しぶりに集まった子どもたちの気持ちを落ち着かせ、クラスの雰囲気を整える役割を果たしてくれます。
読み聞かせの後には、「みんなであけましておめでとうって言ってみようか」と声をかけたり、お正月あそびや簡単な製作につなげたりするのもおすすめです。絵本→活動という流れを作ることで、子どもたちの理解も深まります。
また、保護者向けの掲示やおたよりで、この絵本を紹介すると、家庭とのつながりも生まれやすくなります。
家庭で読む「あけましておめでとう」絵本の楽しみ方

家庭では、おせち料理や初詣など、お正月ならではの行事と一緒に絵本を楽しむのがおすすめです。「これが新しい年だよ」と話しながら読むことで、子どもにとっての記憶にも残りやすくなります。
年始は忙しくなりがちですが、ほんの数分でも絵本を開く時間を持つことで、親子の気持ちが落ち着きます。「毎年お正月にこの絵本を読む」という習慣にしても素敵です。
まとめ|新年のスタートに読みたい「あけましておめでとう」の絵本
『あけましておめでとう』は、新年のあいさつをやさしく、自然に伝えてくれる絵本です。子どもにとっても、大人にとっても、新しい一年の始まりを穏やかな気持ちで迎えられる一冊だと感じます。
「あけましておめでとう 絵本」を探している方にとって、家庭でも保育の現場でも使いやすく、長く寄り添ってくれる作品です。新しい年の最初の一冊として、ぜひ取り入れてみてください。
あけましておめでとう (ピーマン村の絵本たち) [ 中川 ひろたか ]

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