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【人気絵本】『たまごのあかちゃん』のあらすじ・対象年齢・遊びの広げ方まで徹底解説!

目次

『たまごのあかちゃん』とは?あらすじと魅力


たまごのあかちゃん (幼児絵本シリーズ) [ かんざわとしこ ]

どんなお話?「たまご たまご〜」のリズムが楽しい絵本

『たまごのあかちゃん』は、かんざわとしこ・文、やぎゅうげんいちろう・絵(福音館書店)による人気絵本。
ページをめくるたびに「たまごのなかで かくれんぼしてる あかちゃんはだぁれ?」という繰り返しの言葉が登場し、読むたびにワクワクする展開が待っています。

たまごの中にいるのは、にわとり、ぺんぎん、かめ、かえる……さまざまな生きものたち。
ページをめくると「ぽん!」とたまごが割れて、かわいい赤ちゃんたちが次々に生まれます。
最後には“みんな でてきて よかったね”という温かい締めくくり。

リズムと繰り返しが楽しく、赤ちゃんから夢中になれる1冊です。

人気の理由|繰り返しの安心感と“出てくる楽しみ”

この絵本が子どもたちに人気の理由は、

  • 同じリズムの繰り返し
  • ページをめくる“期待感”
  • 生きものが出てくる“驚きと喜び”
    の3つ。

「たまごのなかで かくれんぼしてる あかちゃんはだぁれ?」という呼びかけに、
思わず「かめ!」と心の中で答えてしまう、参加型の絵本です。
子どもたちは“自分も絵本の中の登場人物”になったような気持ちで楽しめます。

『たまごのあかちゃん』の対象年齢と読み聞かせのコツ

対象年齢の目安(0歳〜3歳ごろにおすすめ)

『たまごのあかちゃん』は、0歳から3歳ごろの乳幼児におすすめ。
言葉の繰り返しが多く、単純な構成なので、小さな子でも飽きずに楽しめます。
また、ページをめくるタイミングや動きに合わせて声を出すことで、
集中力や言葉のリズム感も自然に育ちます。

年齢別の楽しみ方

  • 0歳児:保育士や保護者の声のトーン・リズムを楽しむ
  • 1〜2歳児:「ぽん!」のタイミングで笑顔になり、指差しや模倣も活発に
  • 3歳児:生きものの名前を覚えたり、セリフを真似したりして参加型に

成長に合わせて“聞く”から“参加する”へと発展していくのが、この絵本の魅力です。

読み聞かせのコツ|テンポ・声のトーン・ページの間の取り方

絵本のテンポが重要な『たまごのあかちゃん』。
ゆっくりすぎると間延びしてしまうため、リズムよく、軽快に読むのがコツです。

  • 「たまご のなかで かくれんぼしてる あかちゃんはだぁれ?」は優しくリズミカルに
  • 「ぽん!」の場面は元気に声を弾ませて
  • ページをめくる“間”を少し取って、期待を高める

この“緩急”がある読み聞かせで、子どもたちは自然とページに引き込まれます。
☆この時に保育士が楽しみながら読み聞かせするのがポイントです。夢中になると子ども達も自然と絵本の世界に引き込まれていきますよ。

『たまごのあかちゃん』から広がる遊び・活動アイデア

たまごから生まれるごっこ遊び(リトミック・体あそび)

絵本を読んだあとは、体を使ったごっこ遊びに発展させると楽しさ倍増!
たとえば、子どもたちが“たまご”のポーズでうずくまり、保育士の合図で“ぽん!”と生まれるあそび。

「たまごのなかで かくれんぼしてる あかちゃんはだぁれ?」
「ぽん!」「○○のあかちゃん でておいで〜!」

という掛け合いを繰り返すと、自然とリズムに乗って全身を使った活動になります。
リトミックや朝の集まりの導入にもおすすめです。

たまごの工作・製作あそび(紙皿・風船などで簡単に)

身近な素材を使って「たまごの製作」に挑戦してみましょう。

簡単なアイデア:

  • 紙皿をたまご型に切って、真ん中を“ぱかっ”と開く仕掛けに
  • 中から動物の絵や自分の顔写真が出てくるようにする
  • 風船に紙を貼って作る「立体たまご」も人気

0・1歳児は保育士が形を作り、子どもはシールを貼ったり絵の具で模様をつけたりと、
発達に合わせて楽しめます。

歌やリズムに合わせた発展遊び(「たまごがパカッ」など)

絵本と合わせて歌を取り入れるのもおすすめです。
「たまごがパカッ!」や「でておいで〜」のリズムに合わせて、
手遊びや体の動きを取り入れると一気に楽しい雰囲気に。

ピアノ伴奏をつけて、絵本の世界を音で広げると、保育室が小さなステージになります。
リトミック担当の先生がいれば、コラボ活動にもぴったり。

保育園・家庭での取り入れ方の工夫

絵本の世界を感じられる環境づくり(季節・コーナー設定)

春や新年度のスタート時期など、“新しい命の誕生”をテーマにした時期にぴったり。
絵本コーナーに“たまごの木”や“生きものの赤ちゃん写真”を飾ると、
子どもたちが自然に絵本の世界に入り込みます。

季節行事(イースター、春の製作週間など)にも相性抜群です。

年齢や発達に合わせた“言葉かけ”のポイント

0・1歳児には「ぽん!」のタイミングを一緒に楽しむ声かけ、
2歳以上では「何のたまごかな?」「どんなあかちゃんが出てくるかな?」と問いかけを増やして、
想像力を刺激する声かけを意識しましょう。

年長児には「動物によって卵の形がちがうね」「生まれるってすごいね」といった
“科学的な気づき”につなげても良いですね。

おうち時間でも楽しめる読み聞かせアレンジ

家庭での読み聞かせでは、保護者が「ぽん!」の部分を子どもと一緒に言うだけで大盛り上がり。
夜の寝かしつけ前にもおすすめです。
兄弟で「次は○○が読むね」と交代で読むのも楽しい体験になります。

手作りのたまごカードを使って、親子で“生まれるごっこ”をしてみるのも人気のアレンジです。

まとめ|『たまごのあかちゃん』は“成長”と“発見”を感じる絵本

『たまごのあかちゃん』は、
赤ちゃんから年少さんまで、幅広い年齢で楽しめる名作絵本。

読むたびに「でておいで!」という呼びかけが、
子どもたちの成長や“生命の喜び”を感じさせてくれます。

  • 繰り返しのリズムで安心感を与える
  • ごっこや製作あそびに発展できる
  • 保育園・家庭どちらでも親しみやすい

たまごから“いのち”が生まれる喜びを、
絵本と一緒に子どもたちと共有してみてくださいね。


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