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『さんびきのこぶた』絵本ガイド|あらすじ・対象年齢・発表会アレンジまで元主任保育士が詳しく紹介!

昔話の定番として親しまれている『さんびきのこぶた』は、子どもたちが大好きな絵本のひとつです。
単純なストーリーのように見えますが、しっかり読むと「努力」「知恵」「兄弟の違い」など、幼児期に大切にしたいテーマがぎゅっと詰まっています。

さらに発表会の劇としても人気が高く、配役のしやすさや繰り返し表現の楽しさから、保育園・幼稚園でも毎年選ばれる演目の一つです。

この記事では、元主任保育士としての経験をもとに、あらすじ・対象年齢・発表会でのアレンジ方法・読み聞かせのコツ をわかりやすく紹介します。
絵本選びや劇の準備に役立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。


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目次

『さんびきのこぶた』はどんな絵本?基本情報と魅力

絵本の基本データ(作者・出版社・世界の昔話としての特徴)

『さんびきのこぶた』は、イギリスの昔話として知られています。出版社や作者はさまざまですが、日本では福音館書店や偕成社などから多くのバージョンが出版されています。
内容はどれも「こぶた3匹が家を建て、おおかみがやってくる」という共通の流れがありますが、絵本によって表現やオチに違いがあるのが魅力です。

優しくてほのぼのした雰囲気のものから、ちょっぴりスリルのある描写のものまで、読み比べて楽しむことができます。

あらすじをやさしく紹介

物語は、3匹のこぶたの兄弟が家を出て、自分の家を建てるところから始まります。

1番目のこぶたは「わらの家」、
2番目のこぶたは「木の家」、
3番目のこぶたは時間をかけて「レンガの家」を建てます。

そこへ大きなおおかみが現れ、息をふきかけて家を壊してしまいます。
わらの家、木の家は簡単に飛ばされてしまいましたが、頑丈なレンガの家だけは壊れません。

最後には、3匹のこぶたは協力しておおかみを撃退し、安全で丈夫な家で暮らすことができるようになります。

シンプルな繰り返しのストーリーと、ハラハラする展開で、子どもたちは夢中になって聞き入ります。

物語のテーマ(努力・知恵・兄弟の違い)をわかりやすく解説

『さんびきのこぶた』には、幼児期に伝えたいテーマがたくさんあります。

  • 努力することの大切さ
     レンガの家をつくった3番目のこぶたは、時間をかけた分、最後に安心できる家を手に入れます。
  • 知恵を使って危険から身を守る
     おおかみに立ち向かう姿から、子どもたちは「どうしたら守れるか」を自然に学びます。
  • 兄弟の個性や考え方の違い
     三匹それぞれの選択が違い、結果として強みにも弱みにもなる点が魅力です。

これらは、子どもの成長にとってとても大切な学びであり、保育現場でもよく取り上げられる理由のひとつです。

『さんびきのこぶた』は何歳から楽しめる?

対象年齢(3歳〜5歳)の理由

『さんびきのこぶた』の絵本は、3歳頃から小学校に入る前まで幅広い年齢で楽しめます。

3歳児は、繰り返しのセリフに喜び、ストーリー全体を理解しやすくなってきます。
4〜5歳児になると、家のつくり方の違いや、こぶたたちの選択に意味があることが分かるようになり、より深く物語を味わえます。

年齢別の楽しみポイント(ストーリー理解・繰り返し表現)

●3歳児
・「ふーっふーっ」と吹き飛ばす場面で大笑い
・おおかみの登場にドキドキするが、展開がわかりやすいため安心して楽しめる
・セリフを真似しやすい

●4歳児
・「どうして壊れたの?」「レンガは強いよね」など、気づきが増える
・こぶたたちの表情を読み取ることができ共感力が育つ

●5歳児(年長)
・努力の違いや兄弟の個性を理解
・「自分だったらどうする?」など発展的な対話ができる

読み聞かせで盛り上がる場面とコツ

読み聞かせの一番の山場は、やはり おおかみが家を吹き飛ばすシーン
声のトーンや息を吹く演技を入れるだけで、子どもたちの集中力がグッと高まります。

また、こぶたたちのセリフをテンポよく読んだり、繰り返し表現を強調したりすると、幼児でも物語を理解しやすくなります。

発表会・劇遊びに使える!『さんびきのこぶた』のアレンジアイデア

子どもたちが演じやすい配役の工夫(こぶた3匹+おおかみ以外の追加キャラ)

『さんびきのこぶた』の劇の良いところは、人数調整がしやすいことです。

基本は

  • こぶた3匹
  • おおかみ1匹
  • ナレーション

ですが、人数が多い場合はアレンジが可能です。

【追加キャラの例】
・森の動物たち
・レンガを運ぶ助手
・わらや木を売るお店屋さん
・おおかみの手下(コミカルな役として人気)

キャラを増やすことで、全員が主役のように輝ける劇になります。

簡単で可愛い衣装・小道具のアイデア

衣装も手作りしやすく人気です。

  • こぶた:ピンクのTシャツ+耳カチューシャ
  • おおかみ:グレーの服+しっぽ+牙のフェルト
  • 家のパネル:段ボールにわら・木目・レンガ柄を貼るだけ

子どもが小さくても扱いやすく、写真映えも抜群です。

年齢に合わせたセリフ量の調整ポイント

3歳児はセリフを短く、
4〜5歳児は少し長めにして会話を楽しめるように調整するのがポイント。

また、セリフが苦手な子には
・動きだけの役
・「ふーっ」と息を吹く所だけ担当
なども喜ばれます。

ナレーションや音楽を取り入れた演出例

BGMを入れるだけで劇の雰囲気が一気にアップします。

  • 森の中のBGM(不思議な雰囲気)
  • おおかみの登場シーン(少し迫力ある曲)
  • 家が建つ場面は明るい音楽

ナレーションを入れると、幼児の劇でもスムーズに進行できます。


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保育園・家庭での『さんびきのこぶた』の楽しみ方

読み聞かせ後の対話例(キャラの気持ち・家の素材の違い)

読み聞かせ後の対話は、子どもの思考や感情を育てる大切な時間です。

たとえば——
・「どうしてレンガの家は壊れなかったんだろう?」
・「こぶたはどんな気持ちだったかな?」
・「もし自分だったら、どんな家を建てたい?」

など、子どもが自由に考えられる問いかけが効果的。

製作活動と連動できるアイデア(家づくり制作・紙芝居・影絵)

『さんびきのこぶた』は制作活動の題材としても優れています。

【制作例】
・段ボールでレンガの家をつくる
・折り紙でこぶたとおおかみ
・紙皿を使ったお面づくり
・影絵で家が壊れるシーンを再現

物語を自由に表現できるため、創造力もぐんと広がります。

絵本から広がる遊び(ごっこ遊び・建築ごっこ)

ごっこ遊びが大好きな子どもたちには最適な題材です。

・「ふーっ」と息を吹いて家を倒す遊び(柔らかい素材で)
・積み木で丈夫な家づくりに挑戦
・レンガ・木・わらをテーマにした素材遊び

遊びの中で、自然と物語の理解が深まるのも魅力です。


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まとめ|『さんびきのこぶた』は成長に寄り添う名作絵本

『さんびきのこぶた』は、子どもたちが夢中になる“繰り返しの面白さ”と、努力や知恵の大切さが詰まった、長く愛されている絵本です。
3歳から楽しめるわかりやすい物語で、発表会の劇にもぴったり。

絵本・読み聞かせ・制作・劇遊びのどれにも活用しやすく、保育現場でも家庭でも取り入れやすい名作です。

ぜひ、お子さんやクラスの子どもたちと一緒に、『さんびきのこぶた』の世界を思いっきり楽しんでくださいね。

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