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寝かしつけにもぴったり!『おつきさまこんばんは』の魅力|赤ちゃんが安心する人気絵本を徹底紹介

目次

『おつきさまこんばんは』ってどんな絵本?基本情報を紹介


ボードブック おつきさまこんばんは (福音館あかちゃんの絵本) [ 林明子 ]

「おつきさまこんばんは」は、赤ちゃんから楽しめるロングセラー絵本として知られています。夜空に浮かぶお月さまが主役で、やさしい語り口とシンプルな展開が特徴。保育園でも家庭でも、寝る前の読み聞かせ絵本として人気が高い一冊です。

対象年齢は?

この絵本は、温かみのある絵柄と言葉選びに定評がある作者によって描かれています。対象年齢は0歳〜2歳頃が中心ですが、3歳頃の子もお月さまの表情や展開に興味を持ちやすく、長く親しまれています。

赤ちゃん向け絵本として長年にわたり愛されている理由は、“ページをめくる楽しさ”と“安心できる世界観”が丁寧に作られているからです。

夜の空とお月さまがテーマのやさしい世界観

絵本の舞台は夜の空。暗い背景の中にぽっと光る黄色いお月さまが描かれ、子どもが自然と絵に集中しやすい構成になっています。お月さまが雲に隠れたり、また顔を出したりする場面が、ちょっとしたドラマとなって子どもを引き込みます。

言葉はとても少なく、情景をやさしく伝えるだけ。しかし、そのシンプルさが子どもに安心感を与える大きな理由です。

赤ちゃんの“はじめての絵本”にも選ばれる理由

赤ちゃんが最初に触れる絵本として人気なのは、以下のような理由があります。

・ページ数が少なく、初めてでも飽きにくい
・絵が大きく見やすい
・言葉が短く、耳に入ってきやすい
・夜の落ち着いた雰囲気が、寝かしつけの流れに合う

「はじめての読み聞かせ」で選ばれることが多いのは、赤ちゃんが安心できる“優しい世界”が丁寧に描かれているからです。

子どもが『おつきさまこんばんは』を好きになる理由

子どもがページを見つめたり、お月さまを指差したり、言葉を真似してみたり…
「おつきさまこんばんは」を読み聞かせると、多くの子どもが自然と引き込まれていきます。その理由を保育士目線で紹介します。

お月さまの表情がやさしくて親しみやすい

この絵本の最大の魅力は、お月さまの表情のかわいらしさです。笑ったり、隠れたり、ちょっと困った顔をしたり…まるで生きているかのように描かれています。

小さな子どもは“顔のあるもの”が大好き。表情の変化は、感情を読み取る力にもつながっていきます。

保育園でも「おつきさま、にっこりだね」「かくれちゃったね」と言葉を添えながら読むと、子どもたちが絵本に入り込んでくれる様子がよく見られます。

短い言葉とくり返しで安心感が生まれる

赤ちゃんは長い物語より、リズム良く進む短い言葉の絵本の方が集中しやすい傾向があります。
「おつきさま こんばんは」
「くもさんが かくしちゃった」

このように、短くて優しい言葉が続くことで、子どもは安心して絵本の世界に浸ることができます。

言葉が分からない年齢でも、声の響きや語り口で“音の心地よさ”を感じられるのもポイントです。

色づかいのコントラストが視認性抜群

暗い夜空の中に黄色いお月さまがくっきり浮かぶ構図は、赤ちゃんにも認識しやすく、視覚的な引きつけ効果があります。
背景が暗いからこそ、お月さまが光って見えるように感じ、子どもの視線が自然と絵本に吸い寄せられます。

寝かしつけにおすすめなポイント

寝る前の読み聞かせに最適と言われる「おつきさまこんばんは」。
その理由を詳しく見ていきます。

静かで穏やかなリズムが眠りを誘う

絵本全体を通して穏やかな雰囲気が続き、起伏の大きいシーンがありません。
テンポも落ち着いていて、リラックスしやすい状態を自然とつくってくれます。

寝かしつけ前にテンションが上がってしまうタイプの子にも安心して読めるのが大きな魅力です。

読み手も落ち着く“スローテンポ”の文章

文章は短くシンプルなので、ゆっくりと読むことで雰囲気が伝わりやすくなります。
読む側の大人にとっても無理のない文章構成で、自然に落ち着いたトーンで読み進められます。

保育園でも午睡前に読むと、子どもたちがすーっと静かになっていく姿がよく見られます。

1歳前後の子も集中しやすいページ構成

ページを開いた瞬間に場面がはっきり分かるため、年齢が低い子でも内容を理解しやすいのが特徴です。

・ページの情報が少ない
・絵が大きい
・場面転換がゆっくり

この3つが揃っている絵本は、寝る前の読み聞かせに非常に向いています。

読み聞かせのコツ|『おつきさまこんばんは』をもっと味わうために

絵本そのものの魅力に加えて、読み方を少し工夫するだけで楽しさが大きく広がります。

優しい声でゆっくり読むのがポイント

この絵本はスピード感より“ゆったり感”が大切。
声を少し抑えめにし、穏やかに語りかけるように読んでみましょう。

保育園では、普段にぎやかな子どもも、この絵本を読むとピタッと耳を傾けることがあります。

ページをめくる“間”を大切にする

表情が変わるシーンや、雲が動く場面では、一瞬だけ「間」を取ると、子どもが想像する余白が生まれます。

「どうなったのかな…?」
という気持ちが、次のページへの期待感につながります。

寝室の照明を少し暗くして雰囲気作り

家庭なら、照明をやや暗くして読むと、絵本の世界観がより伝わります。
子どもが夜を感じやすくなり、気持ちが自然と“ねんねモード”に切り替わります。

保育園や家庭で広がる関連遊び

「おつきさまこんばんは」は、読み聞かせだけでなく、遊びや製作、季節の活動にもつながる絵本です。

お月さまの表情をまねて遊ぶ“まねっこ遊び”

・にっこり
・くもって困った顔
・ひょっこり顔を出す

絵本に登場するお月さまになりきって遊ぶと、表情遊びとしても楽しく、情緒の豊かさにもつながります。

黄色い画用紙で作る「お月さま製作」

家庭でも保育園でも取り入れやすい簡単製作です。

・丸く切った画用紙に顔を描く
・綿で雲を貼る
・黒い画用紙に貼って夜空を作る

十五夜の飾りとして飾ると、季節感のある活動になります。

十五夜や季節行事の導入にも使える絵本

「おつきさまこんばんは」は、季節行事との相性も抜群です。
十五夜の説明をする前に読むと、月への関心を自然に生み出すことができます。

『おつきさまこんばんは』が好きな子におすすめの絵本

「おつきさまこんばんは」が気に入った子には、同じようなテーマや雰囲気を持つ絵本もおすすめです。

夜・空をテーマにした癒し系絵本

静かな雰囲気の絵本は寝かしつけに最適で、子どもが安心して聞けるのが魅力です。

表情の変化を楽しめる絵本

顔の表情が中心の絵本は、低年齢でも理解しやすく、感情を読み取る力を育てます。

赤ちゃんが安心する読み聞かせ向け絵本

短い文章・大きな絵・繰り返しのリズムなど、0〜2歳が安心できる要素を持った絵本は、寝る前の必須アイテムになります。

まとめ

「おつきさまこんばんは」は、赤ちゃんから楽しめるやさしい寝かしつけ絵本です。シンプルな言葉と穏やかな世界観が、子どもの心を静かに落ち着けてくれます。お月さまの表情の変化に癒されながら、親子のスキンシップ時間を深められる一冊です。

保育園でも家庭でも、夜の準備時間や午睡前にぴったりの作品。
はじめての絵本としてもおすすめできる、長く読み継がれる魅力あふれる絵本です。


ボードブック おつきさまこんばんは (福音館あかちゃんの絵本) [ 林明子 ]
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